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夏の睡眠環境はエアコンだけでは整わない!?
“快眠度”が変わる、夏の寝具の選び方

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気象庁の予報では今後も高温傾向です。猛暑が予想される夏を前に、準備しておきたいのが寝具です。
 

「本当は眠れていないのに寝ているつもりになる、──これが夏の典型的な睡眠トラブル」と、日本睡眠改善協議会認定上級睡眠改善インストラクターの安達直美(あだち・なおみ)さんは指摘します。

ぐっすり眠って次の日に備えるのは大切なことですが、寝具選びが睡眠の良し悪しに関わることが大きいといいます。
 

日本生活協同組合連合会・商品担当の吉田実令(みれい)さん、吉田笙子(しょうこ)さん、田村友梨乃(ゆりの)さん、ウェザーニュースキャスターの山岸愛梨(あいり)さんとともに、夏の寝苦しさの理由から寝具選びのコツまで考えてみました。

夏の睡眠を妨げる原因は?
 

(山岸さん)
私は生放送などの仕事に集中するためにも、普段から8時間睡眠を心がけるようにしています。

夏は熱中症や夏バテ予防など体調管理のためにも、十分な睡眠が重要だと感じています。
 

(安達さん)
夏はうまく眠れないとよく聞きますが、日照時間が長いことや気温などいくつかの理由があります。

実は寝ている間は体温が下がるということをご存じですか?

体温は1日のなかで変動していて、活動する昼間は高め、夜は下がることで眠くなるという体のメカニズムがあります。

体温は普通35〜36℃ですが、手足を触ると低めなことからわかるように、末端部は29〜31℃くらいです。

深い眠りに入るには、そこから熱を逃がして、体の内部の温度である深部体温を下げなければいけません。

ところが夜になっても気温が下がらない熱帯夜のような環境だと、体からうまく熱を逃がしにくくなり、寝苦しさや睡眠の質の悪化につながってしまうのです。

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(山岸さん)
近年の夏は特に猛暑が続いています。2025年も記録的な暑さとなり、群馬県伊勢崎で41.8℃と国内の最高気温記録を更新しました。

気象庁によると、 2025年6〜8月の国内の平均気温が平年より2.36℃ 高く、これまで最も暑い夏とされていた2023年、2024年の夏を上回り、3年連続で統計史上最高の気温になったのです(出典/気象庁「2025年夏(6月〜8月)の天候」)。

近年は5月の大型連休ぐらいから夏並みの暑さになることも珍しくなくなりました。

夏は日中だけでなく夜もなかなか気温が下がらず、熱帯夜の日数も急増しています。

「昔は大丈夫だったから」という感覚が、現代では通用しなくなっています。

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(安達さん)
夏場の気温が高くなっている上に、最近の住宅は気密性も高く、熱が逃げにくい構造になっています。

昔は夜になれば部屋が自然と涼しくなりましたが、現代では多くの家で室温が下がりにくくなっているということです。

気候の変化だけでなく、住宅の変化も睡眠環境に影響していると思います。

深く眠るためには深部体温が下がることが必要といいましたが、体温はその後も緩やかに変化します。

明け方にかけて少しずつ上がりながら、自然な目覚めをつくり出します。

この「緩やかな下降と上昇」が良い眠りのサイクルです。

(生協・吉田実さん)
体温の変化が、睡眠の質に直結するということですね。


 

睡眠のプロが教える、夏に良質な睡眠を取るテクニック


(山岸さん)
冷房をずっと強めにかけていれば暑さはしのげますが、一方で体が冷え過ぎてしまうことが気になります。

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(安達さん)
寝冷えですね。夏に快眠するためには、「冷房を使うか」「使わないか」だけでは語れないところがあります。

良質な睡眠は温度が16〜26℃、湿度が40〜60%の範囲でしかとれないと考えられていますが、エアコンの冷気が直接体に当たると、体温が必要以上に下がってしまいます。

明け方は、体温を上げて活動に備える時間帯であるにも関わらず、冷えによって体温は上がらず、活動できない状態で起きることになって、だるさが残るのです。そのため、冷房を嫌う人も少なくありません。


(生協・吉田実さん)
冷房がないとタオルケット1枚や薄いシーツだけで寝る人も多いですよね。

私はタオルケットすら外してしまうことがあります。

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「夏の快眠には『冷房×適切な寝具』の組み合わせがポイント」と話す、
睡眠改善インストラクターの安達直美さん


(安達さん)
「何も掛けない」で寝るのは気持ちよさそうに見えて、実は体温調整を乱しやすいです。

エアコンの設定温度をあまり下げずに薄めの寝具などで寝る人も多いですが、必ずしも正解ではありません。

睡眠中に適切な温度でなくなると、人は無意識に手足を出したり引っ込めたりして調整しようとします。

(生協・吉田実さん)
確かに、暑いと手足を出して、寒くなるとまたふとんに戻して……、よく考えればあれは起きてますよね。

 

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日本生活協同組合連合会・商品担当の吉田実令さん
 

(安達さん)
無意識に手足を出し入れできていれば問題はありませんが、暑さや寒さからくる不快感を感じる時点で、“覚醒(かくせい)“してしまっているということです。

睡眠の質が下がり、朝になっても疲れが残る原因となります。

また、入眠するタイミングでは深部体温を下げるために体から上手く熱を放出したいのですが、寝具側がこうした人の体温調整を“邪魔しない”ことも大事です。

体が熱を逃がしたくても寝具側がそれを妨げてしまうと、一気に不快度が高まってしまいます。

熱だけでなく湿気を逃すこともポイントです。

熱帯夜のような高温多湿の環境では汗が蒸発しにくく、皮膚に残りがちです。

(山岸さん)
汗をかいた後に、暑さからエアコンをつけて冷風が直撃すると、一気に熱が奪われてしまいますよね。

(安達さん)
はい。こうした悪循環を防ぐためにも、暑い時期に快眠するためには、「熱と湿気をどう逃がすか」が決め手になります。具体的には、

 

▼エアコンで温度を整える

▼寝具とパジャマで冷気から体を守り、湿気を逃がす


の2段構えが必要です。

快眠のためにはエアコンで室内の環境を冷やしながらも、寝冷えしないよう「冷房×適切な寝具」の組み合わせで、はじめて快適な環境が整うのです。

(生協・吉田実さん)
なるほど。寝具って夏のような暑い時期の役割も大きいんですね。

 

夏の寝具選びは“素材と体温の相性”で決まる!?

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ウェザーニュースキャスターの山岸愛梨さんも使用。
ひんやりして柔らかいもっちり触感が快眠へと導く(商品は敷きパッド「ミリオンアイス(R)スーパー」)
(山岸さん)
寝苦しさの原因は気温だけではなく、寝具の選び方にもあったんですね。


(安達さん)
夏の快眠のための寝具選びは、難しいようで実はシンプルです。

 

熱は溜めない(通気性・熱の分散性)
▼湿気は逃がす(吸放湿性)
▼寝返りを妨げない


この3つの考え方を軸に寝具やパジャマを整えるだけで、睡眠は驚くほど変わります。

(生協・吉田笙さん)
夏場は冷感生地を使った寝具への需要は年々高まっています。

近年は機能面も進化して、触った瞬間にひんやりする「接触冷感」だけでなく、汗を素早く吸って発散させたり、肌触りもサラサラと気持ちいい「吸汗速乾性」も備え、トータルで心地よく寝られるものとなっています。
 

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(安達さん)
冷感生地について一つお伝えしておきたいのが、10年ほど前とは事情が違うということです。

当時、「冷感」を謳(うた)う寝具がたくさん出回りましたが、品質にばらつきがあったり、基準などが整っていなかったため、がっかりされるユーザーさんもいたようです。

しかし、今では素材も進化していますので、ぜひ試してもらいたいですね。

ちなみに触感については、柔らかいものと硬いものでは自律神経への影響が違うことがわかっています。

夏は「シャキッ」とした硬めの肌触りを好む人もいますが、寝る前のリラックス状態にこだわるなら、ひんやりして柔らかい「もっちり」がお勧めです。

そして、夏の寝具は、同じ厚さに見えても内部の構造によって快適さが大きく変わるので、「なかの設計」の見極めも大切です。

たとえば、立体構造のような均一に空気が循環できて適度な空気層がある寝具だと、通気性や熱の分散性もアップします。

(山岸さん)
なるほど、「厚いから暑い」「薄いから涼しい」という単純な話ではないんですね。

 

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(生協・吉田笙さん)
ひんやり冷感の「ミリオンアイス(R)」寝具は触れるとひんやりする冷感生地が人気のシリーズです。

吸汗速乾生地を使っていたり、中わたは抗菌防臭加工など、清潔で心地よく眠れるよう、細かな工夫が施されています。

表生地をグレードアップした「ミリオンアイス(R)スーパー」は、熱気や湿気がこもりにくい仕様でさらに快適です。

加えて、通気性の良い繊維を中わたに使ったり、裏面がメッシュ加工で通気性もよくするなど、心地よく眠るためのこだわりが詰まっています。
 

※ミリオンアイス(R)はモリリン株式会社の登録商標です

 

(山岸さん)
私も使ってみましたが、触れるともっちりとしていて、とても気持ちよかったです。

汗でベタつきにくくずっと肌触りがよいので、蒸し暑い夜でも朝まで気持ちよく眠れました。

 

「ふんわり軽い」掛けふとんによる“寝返りの自由度”が夏の快眠の鍵

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実際に肌掛けふとんを使用した山岸さん。
「ふんわり軽い柔らかな触感で寝返りしやすくリラックスした状態で眠れました」

(安達さん)
夏に途中で何度か起きてしまう人が増えますが、その理由の多くは寝返りのしづらさによる“熱のこもり”です。

(生協・吉田笙さん)
寝返りって、ただの動作ではなく、湿気の入れ替えにも関わっているんですよね。

(安達さん)
まさにその通りです。だから寝返りの自由度を高める寝具ほど、夏の睡眠環境は整いやすいんです。

軽い掛けふとんや、体が沈みすぎない敷き寝具が理想です。

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日本生活協同組合連合会・商品担当の吉田笙子さん

私は「洗えるかさ高12.5cmホワイトダック70%肌掛けふとん」を使わせていただきました。

とても軽くて薄いので、体にふんわりする柔らかな触感で、寝返りしやすく一晩中リラックスした状態で眠れました。

(安達さん)
掛けふとんのなかにも、肌掛けふとんと合掛けふとんがあり、肌掛けふとんは夏の冷房が効いた部屋でも体温や湿度をコントロールするのに適しています。

ダウンというと冬のイメージがあるかもしれませんが、吸放湿性に優れているので、適度な羽毛量であれば、実は夏の使用にも適した素材です。

綿などの素材で同じような機能の肌掛けふとんはつくれても、羽毛の軽さにならないですね。

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(生協・吉田笙さん)
家庭で丸洗い可能なのも好評です。使用しているダウンについては、すべて日本国内で丁寧に洗浄処理・加工を施しており、最大の特徴のひとつでもあります。

 

理想的な枕選びのポイントは?


(生協・吉田実さん)
寝返りで思い出しましたが、寝具に合わせて寝方を変えてしまう人って多いんですよね。

(安達さん)
そうなんです。本来は寝具が人に合わせるべきなんですが、多くの人が逆になっています。

たとえば横向きでしか寝られない人は、枕が高すぎたり硬すぎたりするケースが多いんです。

枕に合わせて横向きに寝てしまっている状態ですね。

(生協・吉田実さん)
朝起きたとき、枕が変な位置にずれている人は要注意ということですか?

(安達さん)
ええ、「寝返りの軌道が整っていない」サインです。

枕が適切にフィットしていれば、起床時に大きくずれていることはあまりありません。

「自分に合うもの」というのが意外と難しくて、後頭部を乗せたときにピタッとくるものがいいですね。

ぐっと頭が沈むものだと寝返りをうちづらくなるので、安定感がありつつ硬さを感じないものです。

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(生協・田村さん)
「ブレスエアー(R)枕」は、立体成型でフィット感に優れています。

熱がこもりにくい構造で、通気性に優れているため、夏でも快適だと人気です。 
 

※ブレスエアー(R)は東洋紡エムシー株式会社の登録商標です

 

(山岸さん)
よく「枕が合わない」って話は聞きますよね。

この枕は高さもぴったりフィットして寝心地がよく、朝もすっきり目覚められました。

(生協・田村さん)
そして、この枕は洗えるのもポイントです。

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日本生活協同組合連合会・商品担当の田村友梨乃さん
 

(山岸さん)
夏は汗もよくかくので、寝具は洗濯のしやすさも使い心地に結びつきますね。

今回は夏の睡眠環境の整え方についてたくさんの気づきがありました。

(安達さん)
寝る前の過ごし方にもポイントがあります。風呂上がりにすぐにふとんに入るのではなく、10分でも体を冷ましてからにするといいんです。

入浴後に上がった体温をちょっと放熱させることで、入眠のための体温変化もスムーズになります。

お風呂上がりも蒸れにくい寝具を選んでおきたいですね。

(山岸さん)
「1枚で楽ちんカップ付きワンピース」は、一日中着ていられるぐらい肌触りが柔らかくてとてもリラックスできました。

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綿100%の柔らかな肌触りの「1枚で楽ちんカップ付きワンピース」

(安達さん)
カップ付きなので1枚で済むところがストレスなくていいですよね。

ワンピースだとウエストのゴムで締め付けることもないので、内臓の働きを抑えることもありません。

(生協・吉田実さん)
商品担当がこだわって前にはアンダーゴムが入っていますが、背中側は何もないんです。

(安達さん)
日本は地震などへの備えも必要で、聞くところによると就寝時に下着を付きてなかったことで避難が遅れたという話があります。

防災の面でも、外にも出られる寝具は女性にお勧めだと思います。

(山岸さん)
最近では“家族の一員”であるペットの環境への関心も高まっていますね。

(生協・田村さん)
「ミリオンアイス(R)ひんやりペットベッド」は、大切なペットの暑さ対策に役立つ「ひんやりベッド」です。

中わたは抗菌防臭加工で洗濯可能、耐久性に優れています。

何といっても冷感生地の「ミリオンアイス(R)」を使っているので、「自分が使って良いと思ったもの」を愛する“家族”にも使わせてあげられるというので支持をいただいています。

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サラサラの肌触りひんやり冷感の「ミリオンアイスひんやりペットベッド」。
サイズは大・小の2種類
 

(山岸さん)
我が家のネコも、落ち着くタイミングでは必ずこのベッドに戻ってくるほど、寝心地がよさそうでした。

(安達さん)
睡眠の観点からいうと、ペットと一緒に寝ると気づかぬうちに快眠の妨げとなってしまうので、居心地の良いペット専用のベッドで寝てほしいですね。

(山岸さん)
夏の夜は寝具でうまくコントロールできれば、快適に過ごせることがわかりました。

これまで暑さに対して水分補給や睡眠時のエアコンなどで注意喚起してきましたが、寝具による対策も提案していくべきなのだと感じています。

(安達さん)
睡眠は気温や湿度だけに左右されるわけではありません。

適切な寝具と使い方を知ることで、夏の夜を味方に付けることができます。

(山岸さん)
ここ3年は連続して5月に8月並みの気温上昇が話題となりましたが、寝具を夏用に変えるべきタイミングなどあるのでしょうか。

(安達さん)
気温が上がってきて6月くらいに我慢する時期があって、我慢の限界で夏用寝具を揃える人も多いようです。

もう少し早いタイミングで準備しておくといいかもしれません。

(生協・吉田実さん)
急激な気温変化にも対応できるように、例年より早めの準備を意識していただくと安心して夏を迎えられそうですね。

良質な睡眠をとり、今年の夏を健やかに過ごすためのヒントになれば嬉しいです。

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