「くらしと生協」子どもの未来アクション 活動内容のご紹介
【「くらしと生協」子どもの未来アクション」【助成団体を訪問しました】
「スマイル子ども食堂」訪問レポート
訪問日:2025年10月18日(土)
場所:新潟県新潟市 巻中央コミュニティセンター
2025.11.25
日本生協連では、全国の子どもたちの健やかな成長を願い、「くらしと生協子どもの未来アクション」による「子どもの貧困」支援活動への応援助成を行っています。子ども用品「すくすく応援団&Baby」の売上の一部を、貧困など子どもの問題に取り組む団体へ、2020年度から助成しています。
■活動の概要
「スマイル子ども食堂」は、代表の本間さん(小学校教諭)とその奥様、元同僚の先生方による有志で24年6月から活動を開始。学校教育だけでは補えない「体験」や「交流」の機会を地域の子供たちに提供したいという強い想いから、継続的に活動されています。今後は不登校児童の支援にも取り組んでいきたいとのことで、子供たちのためにという想いが活動の根底に流れています。
■イベントレポート(当日の様子)
10月18日は、学習タイム・食事・レクリエーションの3部構成の活動。親子約20名が参加し、保育園児から小学校高学年まで幅広い子どもたちが集まり、上の子が下の子を自然にサポートする和やかな雰囲気でした。学習タイムでは、先生方の丁寧な指導により、子どもたちも安心して取り組む様子が見られました。
食事は、子どもたちが自分で握ったおにぎり(寄付米使用)と、奥様手作りの豚汁(寄付の豆腐使用)、果物もあり、みんなおかわりしておなかいっぱい食べて満足そうでした♪
イベント情報は主にInstagramで紹介♪
食事提供や会場準備、備品購入、イベント企画などに助成金が活用されています。
■助成金の活用とアウトドア体験について
助成金を活用し、今年度はアウトドア企画として「角田山登山」「角田浜キャンプ場での一泊二日キャンプ」「寺泊港での釣り体験」などを実施しています。
登山では、地元の山でも初めて登る子どもが多く、登山の達成感や頂上での景色を味わいました。キャンプ体験は、テント設営や海遊び、カレー作り、焚火などを通じて親子でアウトドアの楽しさを体験しました。釣り体験は、実際に魚を釣る喜びを味わう子どもたちの笑顔が印象的でした。これらは家庭だけではなかなかできない貴重な体験の機会となり、地域の保護者からも大変喜ばれています。
■活動の課題と今後
家庭でのアウトドア体験には初期投資や資材の保管場所、ノウハウが必要ですが、団体の補助によって気軽に参加できる環境が整っています。今後も、学校教育や地域から失われつつある体験活動を積極的に企画し、子どもの貧困対策として「食事」だけでなく「体験」の機会も広げていきたいと考えています。とのことでした。
■まとめ
皆様の協力によって成り立つ活動であることを実感するとともに、学校教育だけでは補いきれない「体験」や「交流」の機会を地域の子どもたちにと、継続的に取り組まれていることに深く共感しました。子どもたちが笑顔で過ごす様子や、先生方の温かいご対応に触れ、有意義な時間となりました。
スマイル子ども食堂は、地域の子どもたちが安心して過ごせる居場所として、食事や体験活動を通じて交流の輪を広げています。
今後も、子どもたちの未来のために活動の輪が広がることを期待しています。
くらしと生協は今後も、「子どもの未来アクション」を応援します。