『段ボールリサイクル』
くらしと生協では、物流で発生した段ボールをリサイクルし、再び段ボールとして使用しています。
今回は、使用された段ボールが生まれ変わるまでの工程をご紹介します。

1.【くらしと生協の倉庫】 段ボール回収
1-@)くらしと生協の倉庫での段ボール回収
くらしと生協の倉庫には、様々な商品が納入されます。
商品が入っていた多くの段ボールは開梱後には不要となり、次々と溜まっていってしまいます。

1-A)段ボールの一次圧縮と運搬
このように段ボールが一定数溜まると、まずくらしと生協の倉庫にある圧縮機で段ボールをある程度潰します。

潰すことで運搬を効率化し、また機械を使用することで大量の段ボールを潰す倉庫内作業の効率化も行っています。
その後、紙に再生できる段ボールの選別を行うため、産業廃棄物のリサイクルセンターへ納品されます。
2.【産業廃棄物のリサイクルセンター】 選別・圧縮工程
2-@)重量測定
まず、くらしと生協の倉庫から段ボールが納品されると、まず段ボールの重量を測ります。
【重量の計り方】
@ 段ボールを積んだトラックを計量台に乗せて、全体の重量を測ります。
A 次に、段ボールをすべて降ろし、トラックだけの重量をもう一度測ります。
B 最後に、最初に測った重量からトラックだけの重量を引いて、段ボール分の重量を確認します。

2-A)不純物の有無による選別
重量測定後、段ボールの中でも不純物が含まれているものと、含まれていないものを分けて選別する必要があります。(くらしと生協の倉庫でも不純物を仕分けして排出するようにしています。)
それぞれ別の場所に収集され、リサイクル工程へ進みます。

2-B)圧縮
一定量がたまると、それぞれ圧縮機に入れ、180×110×110cm(約1トン)の大きさに圧縮します。

2-C)製紙工場へ運搬
圧縮が終わり、ベール(ブロック状)にした段ボールはトラックに積み込まれ、そのまま紙を作る工場へ運ばれます。


3.【製紙工場】 再生工程
積み込まれた圧縮段ボールは製紙工場に移動し、以下の過程を経て紙に再生します。

4.【段ボール工場】 段ボール製造・印刷工程
4-@)紙から段ボールへ
製紙工場から供給された紙を使い、段ボールを製造します。

4-A)段ボールの製造工程
まず、紙を専用の機械(コルゲーター)にセットし、段ボールになるシートを作ります。

▲機械で段ボールシートを作っている様子です。
4-B)カット
最後に、くらしと生協で使用するサイズにカットすると段ボールシートが完成します。

4-C)印刷・検品
完成した段ボールシートは印刷工程へ進みます。
機械に入った段ボールシートにくらしと生協のデザインを印刷し、印刷不良がないかを機械と人の目で確認します。
また折れ線加工(段ボールを成形しやすくする線)や溝切り(折り畳む際に重なる部分の除去)などの加工作業も同ライン上にて行っていきます。

▲印刷機で「くらしと生協」を印刷しています。
4-D)くらしと生協の倉庫へ
印刷された良品の段ボールは一定数集まると、ひもで結束され、払い出されます。


これらの工程を経て、くらしと生協の倉庫へ納品する段ボールが誕生します。
また、製造過程で生じる端材や破損によって出た段ボール古紙も再度集めて回収を行い、上記工程を経て再び原料として生まれ変わります。
5.【くらしと生協の倉庫】 再び組合員様のもとへ
完成した段ボールは、くらしと生協が組合員さまへ商品をお届けする際に使用されます。

▲リサイクルされた段ボールには、茶色背景の資材コードがプリントされています。
このように、回収から再生までのステップを踏むことで、排出された段ボールを再び紙資源として活用する循環が実現しています。
【おわりに】 リサイクルの輪を実感して
今回の取材を通して、リサイクルは「ぐるぐると回る輪」のように成り立っているものだと実感しました。
くらしと生協では、年間を通して多くの段ボールが排出されていますが、リサイクルには様々な制限があります。例えば、香りや油が染み込んだもの、紐が付いた段ボールなどは、選別が難しい場合もあるそうです。
私自身も日ごろ判断に迷うことが多かったため、今回の取材を通して理解を深めることができました。今後も、日常の中でリサイクルを意識し、できることを一つひとつ続けていきたいです。